紅茶
今週のお題「お気に入りの飲み物」
いつの頃からと言われたら、たぶん習い事を始めた10年前。
もうその習い事は、自主講座が解散して1年に何度かの食事会になった。
習い事の後必ずお茶をして帰るのが習慣だった。
お隣の卓球の自主講座の方は、私達よりも倍以上の人が毎回自主講座の後にお茶をしていた。
私は、その頃年間に100円払えばお茶が出来るその時間が好きだった。
私と同じ安い紅茶のティーパックで飲む人が数人いた。
持ち寄りのお菓子は、いつしかお菓子の袋をまとめて管理しなければならないほどたまっていた。
毎回1人100円程かけて和菓子などを買って来られる方がいて、内心それも楽しみだった。
1つのティーパックでもう一回熱いお湯で飲んでからみんなより少し早めに帰るのが常だった。
同じ紅茶を飲みたまたま同じ年の友人がそのお仲間から出来た。
そのお仲間とは、今も月に一度くらいのペースでカラオケやランチなどに行く。
実家で採れたというお野菜を頂く事もある。
悩みも話し、いつしか一番の親友になった。
この前の食事会の最後のサービスの飲み物は、私だけ紅茶だった。
珍しくその友人がシャトレーゼで買った手頃な洋菓子を皆に配っていた。
そこに習い事の先生がいないのが少し寂しかった。
もう日本での習い事からほとんど手を引かれて、夫婦で登山や旅行を楽しんでいらっしゃるらしい。
習い事の中で先生と今も一番交流のある年輩の女性が近況を語っていた。
あの頃も誰とはなく話が始まり、2時間程おしゃべりが続くものだった。
皆変わらず、元気でパワフルで明るくて、その日に来れなかった人も後から残念がっていたラインが入った。
私は、今、新しく行った美容院で飲んだフルーツのお茶を最後は食べられると言うのに興味を持ち購入した。
皆での食事会の親友へのお土産にそれを渡した。
感想は聞いていない。
また彼女から連絡があると思う。
彼女は、自分のペースで動けるとラインがくる人だから。
だが、今回の食事会で共通していたのは、皆んな怪我が多いという事だった。私は、風呂場でこけ、その他の友人は、車止めでこけたとか、階段からこけたとか次々に転んだ怪我の話が続く。
40代から60代まで怪我をしていた。
だから、身体に気をつけようという事になった。
その日珍しく釜山へ帰省していなかった先生の話は、あまり話題に上らず、それぞれの近況が全てだった。
それくらい長くあってないのだ。
孫が生まれておばあちゃんになっている人もいた。
私は、その習い事である韓国語を最近あまりやっていない。
1人の人が2年前に韓国旅行に行ったらしい。
ただ韓国ドラマを見る事は続けている。
専用の韓国ドラマのケーブルで以前ほどは見なくなったと言う人もポツポツとは見ているようだ。
帰りは、地元の百貨店へ寄り、入り口でお別れして思い思いに地下へ行く人やその他の階へ行く人と別れた。
百貨店の最後は、その友人と2人、量り売りのチョコレートを買った。これは、義母がよく買っていたものだ。
これも紅茶とよく合う。
最近は、家で紅茶をゆっくり飲む事はなくなった。久しぶりに、朝の紅茶を入れてゆっくりとした時間を楽しみたい。